立達・リハビリテーション・トレーニングセンターは、2025年11月22日、創立43周年を迎えました。この記念すべき節目にあたり、滋賀県のクオリード株式会社との間で、台湾・日本OEM協力協定の契約締結式を行いました。本協定は、43周年記念式典の中心的なプログラムとして執り行われました。

穏やかな冬の日差しに包まれた当日、黄明亜所長のもと、教職員、利用者、ボランティアが一体となり、エントランスおよびメインホールで多くの来賓を温かく迎えました。式典には、蘇耀文司教をはじめ、日本からはクオリード株式会社の高橋社長・増田取締役、ワークキャピタル株式会社 菊岡翔太CEOが出席。さらに、台中市政府社会局障害者課の呉一平課長、台中教区付属障害者福祉機構 鄒慧堂CEO、創設者の陳玉平シスター、そして長年支援を続けてきた426寄付チームの代表・頼偉塵氏など、多くの関係者がこの意義深い瞬間に立ち会いました。
式典は、スローバニー太鼓チームによる力強く躍動感あふれる演奏で幕を開けました。続いて、台中慈愛即行打楽器アンサンブル、スローバニーのダンスパフォーマンスなど、エネルギーと温かさに満ちた演目が次々と披露され、会場全体が祝福と感動に包まれました。利用者一人ひとりが主役となり、43年の歩みと新たな未来を祝う時間となりました。

蘇耀文司教は挨拶の中で、次のように述べました。
「本日、日本からの皆様とともに43周年を祝えることを心から嬉しく思います。本日の協定は、障がいのある方々への奉仕の証であり、尊厳を大切にし、互いに支え合うという私たちの決意そのものです。これは国内にとどまらず、日本との国際的な連携でもあります。私たちは皆、神の愛のもとで兄弟姉妹であり、希望を携えて、共に未来へ進んでいきます。」

続いて、高橋社長は、日本での事業の歩みと本協定への想いを語りました。
「私たちは、物流事業と障がい者福祉事業を通じて、働く喜びと社会とのつながりを大切にしてきました。しかし、障がいのある方々が社会と深く関わる機会は、まだ十分とは言えません。今回の協定により、日本と台湾の利用者が同じ仕事に携わり、国境を越えた仲間としてつながることができます。仕事を通じて自信と誇りを育み、『自信を持って働く』環境を共に創っていきたいと考えています。」
高橋社長は、「私たちが目指す未来は、利用者さんがより広い世界で、より自由に、より生き生きと暮らせる社会です。日台間の協力がその第一歩となることを願っています。将来、両国の利用者さんが互いの国を訪問し、交流する機会を創出できれば、彼らの視野はさらに広がるでしょう。最後に、この協定が日本と台湾の障害者福祉に新たな活力を与え、利用者さんたちの生活を豊かにすることを心から願っています。また、この取り組みがさらなる国際交流と協力の基盤となり、双方に実りある成果をもたらすことを願っています」と述べ、中国語によるその真摯な言葉に会場から熱烈な拍手を受けました。
また、台中市政府を代表して呉一平課長は、長年にわたる立達の取り組みと今回の国際協力に深い敬意と感謝を示し、43周年と協定締結の成功を祝福しました。

式のクライマックスでは、蘇司教立ち会いのもと、高橋理事長と黄明亜理事長が契約書に署名。一筆一筆に、スローバニーのより良い未来を築くという共通の決意が込められ、会場は温かな感動に包まれました。
さらに、黄明亜理事長から、長年にわたり支援を続けてきた「426寄付チーム」へ感謝状が贈呈されました。過去2年間にわたり、約100万台湾ドル相当の物資・寄付を通じて寄り添い続けてきた同チームは、当日もチャリティマーケットを開催し、その収益すべてをリダへ寄付しました。

ロビーでは「スローバニー・アート展」も同時開催され、来場者の足を止めました。2年間の学びの集大成である作品の数々は、繊細で真摯な想いに満ち、訪れた人々の心を静かに打ちました。来場者には、作品をもとに制作した特製ラゲッジタグが贈られ、温かい想いがそれぞれの旅へと持ち帰られました。

立達・リハビリテーション・トレーニングセンターの43周年は、感謝と祝福に満ちた一日となりました。国際協力、支援者の温かな想い、そしてスローバニーの仲間たちが表現する純粋な力が重なり、一歩一歩が未来を照らす小さな光となっています。
これからも私たちは、「スローバニーとともに、ゆっくりと前進し、共に未来を築く」歩みを大切にしながら、より明るい次の章へと進んでまいります。