第31回就労支援B型について解説するコラム〜ひとり暮らしが自立?〜
2022.03.13
今回の記事では、ひとり暮らしをする事が「自立」と言えるのかどうか、こちらに切り込んでいきます。
1.そもそも自立の定義とは。
一口に自立と言っても、凄くふんわりとしていますよね。一般的には以下が分類されています。
・経済的な自立
・社会的な自立
・身体的な自立
・精神的な自立
では、ひとり暮らしをすれば、これらの基準を満たし、自立していると言えるのでしょうか?
例えばひとり暮らしをしていても、家賃や食費などを家族に払ってもらってれば経済的に自立しているとは言い難いですよね。
社会的な面からみても、例えひとりで暮らしていようが、家から全く出ずに誰とも関わらないような生活をしていれば社会的な自立とは言い難いと感じます。
身体的、精神的な面を見ても、障害を抱えている人が全く他者やサービスに頼らず生きていくのは正直難しいですよね。
2.「自立」とは適切に頼れる選択肢を増やしていく事。そして自分で「決定」していくこと。
自分はどのような生活を送りたいのか、その願いに対して必要な人やモノ、場所はどうなのか。
そしてそれを自分の意思で「決定」することが自立だと考えます。
所謂自己決定ですね。
その為、ひとり暮らしをすれば自立、実家にいるから自立をしていない。ではなく、自分自身の人生のあり方を自分で「決定」し続けていくことこそが自立です。
3.まとめ
長きにわたり「暮らし」について解説をしてきました。
是非この情報を取り入れて、自分自身がどんな環境で生活をしたいのか、考えてみてくださいね。