第24回就労支援B型について解説するコラム〜ひとり暮らしについてその①〜



今回はひとり暮らしについて、福祉サービスの利用が可能なのかどうか、どのような生活を送れるのかを解説します。

1.事例「夢のひとり暮らしを始めたAさん、しかし壁は高かった。」

AさんはGH5年、サテライト型住宅1年半の入居を経て、かねてより念願だったひとり暮らしをスタートすることができました。

ひとり暮らしであればなんでも自分の思いのままだと希望に胸を膨らませ、福祉サービス等も特に利用をせずひとり暮らしがスタート。

しかし、3ヶ月立った頃には部屋中が散らかってしまっている、食品を頻繁に腐らせてしまう、お給料の管理が上手に行えずに家賃の滞納が発生してしまった。という課題を抱えてしまいました。

「こんなはずじゃなかったのに、、、なんで、、、」とAさんはすっかり意気消沈。元々明るく誰とでも話せるAさんでしたが、すっかり塞ぎ込んでしまい、別人のようになってしまいました。

Aさんやその周囲の相談員はどのような行動をすれば、このような事態を避けることができたのでしょうか。

2.サテライト型住宅とひとり暮らしの大きな違い。

サテライト型住宅での生活とひとり暮らしの生活は一見似ているように感じるかもしれませんが、サテライト型住宅の場合はご飯やお風呂は主体となるGHで行うことになります。

そのため、短い時間でも他の利用者と関わったり、支援員と関わる時間があります。

そして衣食住も保証されている状態です。

対してひとり暮らしは字の通りひとりです。自由と引き換えに基本的には1人であらゆることを行う必要があります。

では、ひとり暮らしの場合、福祉サービスを使うことはできないのでしょうか?

3.ひとり暮らしでも福祉サービスの利用は可能。

ひとり暮らしとはいえ全てを自分で行えなければならないわけではありません。

得意があれば不得意があり、安心があれば不安なことがあるのが人間です。

居宅介護や移動支援など、市町村から認められている支給量の範囲で利用が可能です。

自分がどのような場面で困難な部分があるのかを整理しながら、必要なサービスを利用できる体制を整えることが肝心ですね。

最初の事例を見てみましょう。Aさんは福祉サービスを特に利用せず日常生活を送ることを選択していたようです。いつ、どのような場面が苦手なのか、どのような部分でサービスを利用できると楽しい生活を送ることができるのか。GHの支援員や担当の相談員とじっくり話し合い、居宅介護/訪問介護/移動支援等のサービスをセーフティネットとして契約しておけば事例のような状態を避けれたのかもしれませんね。

ここまで読んでいると「そもそも障害があっても部屋を賃貸することができるのか?」という疑問を感じませんか?こちらについては次回解説します。

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