第15回就労支援B型について紹介するコラム〜相談員との関わり編〜
2021.11.06
今回の記事では、就労支援に限らず、福祉サービスを利用するうえで非常に関わりが深い、相談員について紹介します。 #障害福祉サービス#就労支援B型#利用したい
1.相談員とは?
障害を持つ人たちの生活全般や福祉サービス利用に対する課題解決を主な役割をしている人達です。
各市町村の社会福祉協議会や、福祉サービスを提供している運営事業所に配置されています。
例えば就労支援B型を利用したいと考えた時に、最終的には市町村から支給決定を受けることが必要になりますが、そこに至るまでの過程で助けてくれる人と考えておきましょう。
では、事例です。
2.B型を利用したいと考えているAさん。
Aさんは就労支援B型を利用したいと考え、最寄の市役所に行きました。
しかし役所の人からはサービス利用計画書やどこの事業所を利用する予定なのか等わからないと支給決定は出せません。と言われてしまいました。また、相談員の元を尋ねるようにとの助言ももらったため、市役所に隣接している社会福祉協議会を訪ねました。
社会福祉協議会に居た相談員に現在の状況を説明すると、相談員は地域で就労Bを運営している事業所の中からAさんのニーズに近い事業所を紹介しました。後日見学を行い、
Aさんも利用希望を相談員に伝えたため、相談員はサービス等利用計画の作成と事業所との調整を済ませ、Aさんは市役所から支給決定を受け、事業所と利用契約を結び、通所が可能となりました。
3.まとめ
実際には利用開始までもう少しステップを踏む必要や支給決定まで長期間有する場合もありますが、相談員は障害のある人たちの生活に対して密接に関係してきます。
例えば、現在通っている事業所での定期的なモニタリングや、グループホームも利用したいという希望が出たときにも、相談員は事例と同様に助けてくれます。
なにか生活や事業所の利用で困ったことがあった際には、相談員のところに行くということも選択肢にいれるとスムーズに解決することもあるかもしれません。
次回の記事では、障害者×アートをご紹介します。