第13回就労支援B型について紹介するコラム〜クオの作業紹介編〜
今回の記事では、クオではなぜデータ入力作業を提供しているのかについて紹介していきます。
1.定着することでA型、一般就労にも繋がるデータ入力作業
このデータ入力作業ですが、結論からお伝えすると定着するだけでもA型への移行や一般就労へステップアップできる可能性がグンッと高まります。
データ入力、データ整理という作業はパソコンを使った仕事の中では基本的な作業になりますが、この基本的な作業こそ実はとても大切でもあり、時間も取られる作業なるため、この基本を定着させる事で一般就労への可能性は高まります。
理由は次の項目で詳しく説明します。
2.誰かが困っている所にチャンスあり?
そもそもデータ入力作業というのはどんなことをするのか、という部分についてですが、例えばお客さんの情報、年齢や住所等をパソコンに入力する作業です。
当然ながら取引のある会社が多ければ多い程この作業に占める割合も大きくなります。
そうなると本来やらなければいけない仕事に使う時間も圧迫してしまう事になるため、企業としては誰かに任せられるなら任せたい。というのが本音でしょう。
そんな時に障害者の力が非常に役立ちます。
3.企業は障害者雇用率を守れる。働きたい障害者は働く場所を得る事ができる。
データ入力作業というのは定着してしまえば単調な作業ではありますが、顧客管理を行う上で欠かせない作業です。
が、しかし、それにばかり時間を費やせないという実情もあります。
そんな時に、データ入力作業を定着させた障害者を雇う事で、企業は法定雇用率※注1を守りながら大事な仕事に専念できる人を確保する事ができる。
一方、障害者はより役割と責任のある場所で働き、その結果B型よりも高い給与を得る事ができます。
こうして読んでいくと、両者にとって嬉しい結果になると思いませんか?
4.まとめ
データ入力作業というのは一見単調な作業ではありますが、しっかり身につける事で、このようにキャリアアップの可能性を広げる事ができる非常に意義のある作業を提供しています。
もちろん、この仕事を定着した後に、さらに難しい作業(プログラミング等)に挑戦することも勿論可能です。
クオではこの通り、利用者さんの特性は勿論ですが、しっかりとA型、一般就労に繋がる為の作業、支援を提供しております。
※注1法定雇用率
障害者雇用促進法を根拠とした、一定数以上の従業員を抱えている企業を対象として、従業員数の2.2%以上障害者を雇用しなければならないという決まり。
2021年3月より0.1%ずつ引き上げる決定がされているため、B型や就労移行支援を利用している人にとっては一般就労に移行しやすい環境に近付きつつあります。
次回は番外編、障害者が街を救う?をお送りします。