第11回就労支援B型を紹介するコラム〜就労を通して夢を描こう〜

今回の記事では、就労が人生にどのような影響をもたらすのか、どのようなメリットがあるのか。第5回、9回でも触れた内容をより深堀りしていきます。
1.仕事自体はあらゆる事に対する「手段」の1つ。
言い方を変えるのであれば、「方法」とも言えます。
作業能力が向上すれば、より難しい仕事に挑戦することができます。
貰えるお給料も増えるかもしれません。お給料が増えたら欲しいものも買える様になるでしょう。
そして、ここまで書いてきた事は、全て自分の想いを叶える為の手段でしかありません。
そして、就労という「手段」には「自分は周囲に認めてもらえている」という自己肯定感と「自分は仕事を最後までやる事ができるんだ」という自己効力感に影響をもたらします。
この自己肯定感と自己効力感が高まることによって、就労だけではなく、人生そのものが明るくなるメリットがあります。では、次のステップを次の見出しで見ていきましょう。
2.仕事を通した自己表現を
先の見出しで記した「難しい仕事への挑戦」「欲しいものを買う」
これ以外にも動機はなんでも良いと思います。
仕事を通して「自分はこんなことがしたい」「こんな事ができる」と自己表現をすることができたら、毎日が楽しくなるとは思いませんか?そして「こんな人生を歩みたい」という夢が見つかったら素敵だとは思いませんか?
では、実際に事例をみていきましょう。
3.検品作業を通して仕事に意味を見出したAさん。
とある就労支援B型施設にて、自動車部品の検品を日々こなしていたAさん。元々車は大好きでしたが、車の部品を検品しているとは知りませんでした。
ある日職員に「検品作業は誰の為にやっているの?」と疑問をぶつけました。
すると職員は「この部品の検品を行う事で、安全な車が作られているんだよ。つまり、誰もが安心して車に乗る為に、必要な仕事なんだよ」と言いました。
それを聞いたAさんは元々大好きな車に携わっていることと「自分の仕事が誰かの役に立っている」という事を知り、益々仕事に励むようになりました。
みるみるうちに能力が向上し実力が認められたAさんは、相談員の紹介で自動車関係の会社に障害者雇用として就職して、今ではより難しい仕事に毎日取り組んでいます。
今では「車のトラブルをなくしたい」そんな思いを胸に充実した生活を送っているそうです。
4.まとめ
どうしても「就労」「仕事」と聞くと億劫になってしまう方も多いかもしれませんが、角度を変えると人生をより楽しむ為の手段として非常に意義のあるものだと考えます。
これから就労利用を考えている人、既に就労を利用しているけど少し行き詰まってる人にも、この記事を通して少しでも前向きになれるキッカケになれればと思います。
そして、3では実際に事例紹介を紹介しましたが、クオとワクアには就労利用を考えている方の人生を支え、夢の実現に向けたサポートをする用意があります。豊富な作業内容の中から、きっとあなたが自分の事を最大限表現できる仕事を見つけることができるでしょう。
そして、支援経験豊富なスタッフが一体となってあなたの人生に寄り添い、就労を通して、今後どのような人生を歩んでいきたいのか、歩もうとしているのかという想いの実現に向けて全力でお手伝いをします。
必ずしも大きな夢を描く必要はありません。
「今日は1つできたから、明日は2つできるようになりたい」そんな小さな夢の積み重ねから、我々は丁寧にお手伝いをしていきます。
次回は、そんなクオの作業内容を紹介しますね。